文字サイズ設定:

錫の特徴を知りつくして、錫器の良さを追求する錫光

m0008_shop

ロクロの音と錫を形成していく音がリズミックに工房の中を流れる

1843年(江戸後期)の貞丈雑記によれば徳利は「むかしは焼物の徳利なし。皆錫にて作りたる故にすずと云いしなり 」とある。錫は飛鳥、奈良時代に技術とともに中国から伝えられたと言われており、以後酒器に錫が使われ、神社仏閣で使用しているお神酒徳利は「おみきすず」、転じて中味のお酒のことを「すず」と言うようになるほどに錫が使われていたようだ。その特徴は水をおいしくするだけでなく、金属でありながら錆びが出ない上、不純物を吸収し水を浄化する性質があるとされる。
そんな錫の良さを少しでも多くの人に知ってもらい、普及に努めることが自分の役目と感じた先代中村光山氏は1987年に独立し「錫光」を創業。今は二人の愛弟子が後を継ぎ、伝統と現代美と機能を追求して錫器を制作している。

錫光